
ドイツには大工のマイスターになるために、厳しい放浪修業を課す「Waltz」というユニークな制度があるんです。故郷を離れ3年と1日、伝統のコールテン素材の黒色のジャケット、パンツにベスト、そして白いシャツと黒い帽子を身にまとい、ひとりで世界各地の工房を点々とヒッチハイク。自ら身ひとつでこの放浪を通して技術を磨き、マイスターに必要な精神を鍛錬していくのですね。
そう、ちょうど私がニュージーランドで滞在していたスクールに、ラルフが住みこみで大工作業をしていたんです。彼のその生き方、人柄は、すぐに私を魅了してしまいました。私はラルフが大好きで、いつも彼の工房に行っては、そばで作業をずぅーっと見ていたんですね(笑)
ただただ修行の放浪の日々の三年と1日。それでも、いつも笑って楽しそうに仕事をしていたラルフ。お金なくその日暮らしの放浪修行も自分を成長させる最高の勉強の場だと笑顔で言っていた。そう、いま思えば彼の優しさはそんなたくましさからきているのだろうな。
そんな彼が、私の卒業の時に手作りでアイスホッケーのスティックを作ってくれた。(怖そうな写真になっちゃったけど、とてもやさしい)それを見るたびに、彼を、彼の生き方を、彼の優しさを思い出す。
いま、彼との出会いがとても大切な宝となって生きている。
不思議なものだ...
あれから10年経つのに、今でも鮮明に彼のことを覚えている。
さらに輝きを増しているかのように、覚えている。
「今度は、ヒロ(私)の番だよ」
何かそう言っているような気がする。
また会いたいよ!ラルフ。
ソガベ
センチ入っちゃって..七夕だから?!ということでスミマセン(苦笑)





